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地域農業に役立つ栽培研究
これまでのイチゴ水耕栽培に加えて、野菜の有機栽培等にも挑戦しています。
● イチゴ水耕栽培(令和4年度~)
★ 令和4年度
フードウォールとニンジャトンネルを使用して「いちごの低コスト栽培」に挑戦しています。
立体栽培を行うことで、小面積ながら高収穫が可能に。
また、ビニールハウスの扉や巻き上げ機を自作し、
温湿度管理のためのラズパイも自前で設置するなど、"DIY農業"に日々奮闘しています。
令和4年度の栽培の様子などは、InstagramにUP!
★ 令和5年度
前年度の経験を踏まえ、下段の苗の生育も良くなる様に棚の構造とフードフォールの配置を変えて実施。
令和4年度 4段縦積み
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令和5年度 上段+側面配置
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ただ、前年度末期のうどんこ病が残り、初期対応の失敗もありハウス全体に蔓延した為、出荷には至りませんでした。
成長記録
★ 令和6年度 (活動中)
うどんこ病の対策として、夏の間にビニールハウス内の熱処理を行うとともに、
苗の植付時にも消毒を実施し、現在、生育状況を注視しているところです。
また、生育棚の下にブロックを入れて20cm底上げすることで床面の湿気対策も行っています。
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● 有機栽培(令和6年度~)
ジャパンバイオファーム(JBF)が提唱するBLOF理論を参考に野菜の有機栽培への挑戦を開始しました。
試験農地には、真砂土(山土)を深さ60cm程度を積み込んだ後、バーク堆肥を一面に撒いた畑を使用しています。
畝は、有機栽培用とこれまでの慣行栽培用の2種を距離を離して切り、
有機畝にはJBFから購入した各種の堆肥・肥料を、
慣行畝には苦土石灰と化成肥料(8-8-8)を施肥しています。
※BLOF理論で重要な畝の熱処理はまだの状態です。
まずは、ホウレンソウを栽培してみます。(同じ種でも微妙に色が違っているよう。)
有機栽培畝
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慣行栽培畝
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夏以降、本格的な実施に向け、自治体・関係機関・周辺農家を交えた協議会
「和泉市のグリーンな栽培体系検討協議会」を立ち上げて、専門家による講習を受けながら活動を実施しています。
● 実働の開始が遅れて秋を迎えましたが、初期作業として農地改良のための熱養生処理を実施しました。
手順として、土壌分析を行った後、必要な堆肥量を計算して施肥するとともに、
酵母菌・乳酸菌・納豆菌を培養して混ぜた状態で耕耘して透明マルチをかけています。
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乳酸菌
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酵母菌・納豆菌
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透明マルチによる保護
協力して頂く農家さんでは、熱養生処理の終わった畝への野菜の植え付けを開始しており、
今後、慣行栽培と有機栽培の比較を実施する予定です。
(時期的な問題で熱養生処理の積算温度は600℃超での作業になります。)
● 協議会での活動のもう一つのテーマとしての「ミミズ堆肥作り」についても準備を開始し、
アグリセンターの試験農地とともに、協力農家さんの敷地にも飼育用の木枠を設置しました。
今後、木枠毎に異なる材料を入れて、どのような堆肥がどれだけできるかを検証していきます。
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● 亜熱帯果樹栽培(令和6年度~)
地球温暖化に伴い日本(本州)でも亜熱帯果樹の栽培を行っている方が出てきています。
アグリセンターでも令和6年度より本格的な栽培への挑戦を始めました。
栽培品目は、コーヒー:4本、マンゴー:2本、ライチ:1本になります。
夏の間は気温が高く、日差しも強いことから、露地に設置して遮光シートで覆った状態にしました。
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コーヒー
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マンゴー
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ライチ
気温が下がってきたことで、各鉢をビニールハウス内に移動しました。
コーヒーの脇にはバナナも配置し、先々は遮光してくれることを期待しています。
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ビニールハウス(ニンジャトンネル)内での越冬で、ようやく寒さのピークを越えました。
12月から夜間のオイルヒータによる保温を行うことで、外気温に対して6度程度高い状態を維持しました。
その甲斐があったかは分かりませんが、コーヒー・マンゴー・ライチとも新芽が成長しています。
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コーヒー新芽
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マンゴー新芽
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